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寒さと暗やみと…

 投稿者:はってぃ  投稿日:2005年12月 5日(月)23時41分20秒
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  ひさしぶりに土日が休みだったので
友人宅訪問を兼ねて奈良まで遠出してきました。
めざすは、芋峠と県道37号線の旧鹿路トンネル。
しかし、折悪しく、寒波襲来…厳しい道のりとなりました。

あれこれあって出発は昼近くなってしまう。
やや慌てたが、2時間ほどで奈良市に入れたので
‘まあ順調かな’とホッとして公衆トイレで一休み。
が、体が少し冷えたせいなのか、とたんにペースが上がらなくなる。
加えてちょこちょこ、道に迷ってしまい、
芋峠へのアタック開始点に相当する明日香村の石舞台古墳についた頃には
時刻は4時になってしまい、早くも日が翳りはじめている。
もともと寒い一日だったが、ちょっと前からさらにガクンと気温が
下がったような気がする。
明日香村の長閑な風景が、かえってもの寂しさを強調するような
気がしてさらに寒い…
とはいえ麓まで来たなら登らずにはいられない。
石舞台から関大の研究施設辺りまでは快走路。
そこから道も細くなり急坂が始まった。
しかし、和尚さんの仰っていたいた通り、
思っていたほど‘きつく’なかった。
かなりばてていたが蛇行で十分対処できた。
‘これなら楽勝かな…’なんて思ったのがマズかった。
自分で感じているより数段集中力が落ちていた。
路肩の落ち葉で滑ってあっさり足をついてしまう。
‘今のはちょっと足先ついただけだから’
と自分に言い訳しながら登り続けたが、
またしても同じように落ち葉にアシをとられて今度はフラついてストップ…
芋峠に着いたのは4:50頃だった。
どうも傾斜も距離も花背峠ほどではなかったような気がする。
なのに、このありさま…

ガックリしている暇はなかった。
思っていた以上に日の傾くのが早い。
もう周りが色彩を失い灰色が濃くなり始めている。
どう考えても鹿路トンネルを目指せば夜になってしまう。
‘まあいいか、原谷とかいつも夜登ってるんだし何とかなるだろ…’
…と、またも見通しもないのに峠の向こう側へ下り始める。
いったん吉野川縁に出てから引き返すように県道37号線を登り始めたときには
完全に日は落ち真っ暗になってしまった。
舗装はきれいだが、街灯はあまりなく暗い。
大して明るくない自転車に据えたライトの光がガードレールの反射板に
たよりなく反射してフラフラ揺らめいてみえた。
せいぜいあっても5%ぐらいしかないだろう坂なのに
まるで前に進めなくなってストップ…何度もへたりこむ…
仰向けにぶっ倒れると、光害のせいなのか空の方が明るかった。

行く手にぼんやりと明るい光が見えた。
新鹿路トンネルだった。
この入り口の手前から旧道が延びていて
そのはるか先に激坂スポットと旧鹿路トンネルがあるはずだった。
が、もはや闇に沈んでしまった分岐からはその片鱗を想像することすらできない。
突入する気力はもう消えうせていた…
‘今日はこれで止めだ’と新鹿路トンネルに入ったが‘きれてしまった’せいか
‘このトンネルからでられるんかいな…’と思うほど、長く感じた。
いくら漕いでも距離表示が減らないし(2466mあるらしい)ずっと同じ光景が続く。
車の音響が不気味に響き渡って、さらに不安をあおられる…

やっとの思いでトンネルを抜け、さらに身も心も凍るダウンヒルの後
桜井市の街明かりが見えたときには大したことないのに
やたらときらびやかに映りました。

翌日曜日は冷たい雨が降ったり止んだり…
結局、友人に軽トラにチャリを積んで京都まで送ってもらうことになりました…

さえない奈良行でした。
 
 
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